参考に・・
Q&A★フェレットちゃん編
Q. フェレット用手作りゴハンについて教えてください。
押さえていただきたい【ポイント】があります。
これを守っていただければ、フェレットサンの手作りゴハンは初心者さんでも失敗しません。
最も基本的レシピをご紹介しますね。
●肉食獣ではありません。
ネコさんよりも肉食獣だと思って食材バランスを考えると、残念ですが必ず失敗します。
●食前の半消化状態を徹底的に追求ください。
単に食材を混ぜあわせて「完成~~!」はご法度です。
当店にご相談いただくフェレットサンたちの、脾臓や副腎が食事療法で改善できるのは、
食材のセレクトに起因するところが大きいのですが、
その選りすぐりの食材を「食前の半消化状態」として食べることを徹底的に追求している為です。
●食物繊維タップリ、糖質タップリを心がけてください。
食物繊維を消化するのはフェレットサンではありません。
これは【菌類】のお仕事です。
酵素サプリメント:フルーツザイム、アルティジャーノ液体酵素をタップリ使うことは
フェレットサンの脆弱な腸環境に善玉菌を投入することを目的としているのではなく、
また、4大酵素と呼ばれる
①プロテアーゼタンパク質分解酵素
②アミラーゼ炭水化物分解酵素
③リパーゼ脂肪分解酵素
④セルラーゼ繊維分解酵素
の供給だけを目的としているものでもありません。
自前の最適バランスの菌類を自分身体で育むことを最終目的にしています。
そのためには、菌類の住処となる食物繊維が不可欠です。
と同時に、タップリの食物繊維を安全に食べる為にも、
酵素・酵母サプリメントで熟成させた「半消化状態」を、食前で作っておく必要があります。
・・・この作業を行うことで、4大酵素を大量に供給しなくても、
食物繊維と同様、タンパク質、脂肪、糖質についても「半消化状態」が得られます。
食物繊維は解毒のための武器です。
積極的に食べなければ、ウンチの安定はもちろんのことですが、解毒は捗りません。
●インスリノーマの原因が糖質摂取ではありません。
糖質を摂取しなければ・・・
フェレットサンにとって育てにくい細菌叢の構築は、益々厳しくなります。
ゴハンがウンチになるまでのスピードが速すぎるフェレットサンのおなかだからこそ、
通過スピードのコントロールと善玉菌のゴハンが大量に必要になります。
糖質はこの2つの目的を同時に手に入れるための栄養源です。
消化できる食材 と その加工状態 を半消化状態でおなかに届けることによって、
健康維持やウンチの安定はもちろんんこと、インスリノーマの治療にも役立ちます。
もちろん、消化出来ないような量や、消化が困難な糖質の状態を長期に渡って無理に食べさせれば
良質の食材を吟味したところで、段階を踏みながらインスリンーマに向かってしまいます。
厳しい病気が多いフェレットちゃんのこと。
既存のドライタイプのフェレットフードはもちろんですが
古い考え方での手作りゴハンでフェレットちゃんの健康維持や病気治療は、もはや不可能だと考えます。
治癒効果のある手作りゴハンで、どの仔もみんな8歳のお誕生日を迎えてくださいますように(祈)
ご不明点はご遠慮なくお問い合わせ下さい。