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食用鶏ついて
『ブロイラー』とは
ふ化後3か月未満の若鶏で食用に供する目的で飼育されている鶏の総称です。
一般的に[『ひなどり』及び『肉用若鶏』と呼ばれているものをいいます。
ハーバード、ラミート、チャンキーという輸入された品種がほとんどを占めています。
1950年代に導入された品種で成長が早いことが特徴です。
その急激な成長によりブロイラーの30%近くは体を支えることが難しく歩行困難となり、
3%はほとんど歩行不能となっているそうです。
なお心臓にも負担がかかり、100羽に1羽は心臓疾患で死亡するとのこと。。
現代の食用鶏肉の99%は平飼いですが、もちろんこれは地鶏を意味するものではありません。
(平飼いは放し飼いではありません。地面で生活する鶏を地鶏と呼ぶのではありません。)
ブロイラーは生産の面積を規格化されている地鶏や銘柄鶏と違い、
経済性を追求するために、合理化された大規模な密閉型の鶏舎の中に収容され、
通常他の生産システムより高い飼養密度で飼養され、
一般的に1m2当たり16羽前後の過密飼いとなっています。
そもそもブロイラーは急激な成長を目的としているため歩く必要はなく、
体が支えられなくなった個体でも、
過密状態のおかげで転ばず生活できるそうです。。(えっ?!^^;)
一方、JAS(日本農林規格)法に基づく地鶏肉の登録認定を受けた鶏や、
日本食鳥協会のガイドラインに基づき認定された鶏達がいます。
『地鶏』や『銘柄鶏』と呼ばれるブランドの鶏です。
ご存知のように・・・
特定種や飼料や飼育環境を含め
一定レベルを確保されている食用鶏の場合がコレにあたります。
とにかく大きくなるだけの工業ベースにのるブロイラー達と違って、
『違いがわかる鶏さん』『高級な鶏さん』として流通することが出来る子達です。
また、認定を受けていない『なんちゃって地鶏』であっても
飼料における『一定』や、飼育環境の水準が高く置かれているのは想像に難くありません。
ですが『食用鶏肉』として世に出るためには
法律に基づいた諸条件をクリアしていなければならないことは
『ブロイラー』でも『地鶏』でも『銘柄鶏』であっても『なんちゃって地鶏』であっても同じです。
なんてたって人が食べるものですから。
人が口にするものは『安全第一』です。
『ブロイラー』も『地鶏』も『銘柄鶏』もみんな、彼らが『食用鶏肉』として世に出るためには、
法律で定められたワクチン・抗生物質が避けられません。
これらは全て、生産性重視、安全性重視のためによるものです。
それでも尚、国内生産では市場が求める価格と量に対応できず
中国やブラジル、アメリカからも沢山輸入されているのはご存知のとおりです。
『食用鶏』として育てられるニワトリさんのお話はちょっとお休み・・・